この10年間で、採用のありかたは徐々に、しかし大きく変化しました。例えばエントリー解禁月は、2012年卒は10月でしたが、現在は5ヶ月後の3月です。
またエントリー解禁が3月に定着した2017年卒以降の学生の就職活動量に注目すると、この5年間で、エントリー解禁後の活動量は激減しています。
2017卒の学生は、一人当たり約46社にエントリーしていましたが、2022卒の学生は、たった29社です。説明会参加に至っては、19社から7社に激減しています。
減った分の活動は、もちろんインターンシップに前倒しされています。近年、インターンシップを
実施する企業が増えてきたことは既知の事実だと思いますが、インターンシップの数が増えていることに注目するよりも、エントリー解禁後の学生の活動量の減り方に注目したほうが、インターンの重要性を認識しやすいかもしれません。
インターン期間をメイン、エントリー解禁後をサブと捉えるのであれば、採用競争力を向上させるためのリソースは、インターン期間に投下すべきことは自明でしょう。
では、具体的に何を整備すればよいのでしょうか?
今回のウェビナーでは、発表があり話題になった25卒以降のインターンのあり方も踏まえ、おすすめのインターンシップの構造について事例をお伝えいたします。また、合わせて、今後、就職活動の時期が変化したとしても、外部環境の変化に揺るがない「採用競争力」の考え方について、そのポイントをお伝えいたします。
大学卒業後、大手人材サービス会社に入社。学生向けキャリア支援セミナーを通して、1年間で2000名以上の就職を支援。2年目に、学生向け就職イベントを通し、1万人を超える学生に、企業との出会いの場を提供。その後、採用コンサルタントとして、東京、神奈川、大阪で企業の採用基準、選考プロセスの策定、社員研修の実施など、包括的な新卒採用支援に7 年間従事。同時に、営業マネージャー、営業部長としてマネジメントの経験を積む。
2013 年 6 月より株式会社リエゾへ参画し、医療・福祉業界に対する教育研修の体系化に従事。民間企業には、採用基準の策定や組織分析等を中心に新卒・中途採用の支援や組織分析、また各種研修を実施。一方で、転職希望者、新卒の就職希望者のキャリア相談、自社のインターンシップを通したキャリア支援にも携わる。
現在、取締役。
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